診療案内
人工妊娠中絶手術
妊娠したかも…?と思ったら
予期しない妊娠をしたかもしれない…と思うと、いろいろな不安がよぎると思います。
もし中絶を選択する場合、中絶手術が受けられる期間は限られています。
当院では、今後どうしたらよいか悩んでいる方にも、正しい知識をわかりやすくお伝えし、よりよい選択ができるようにサポートしますので、一度ご相談ください。
人工中絶手術について
妊娠がわかったものの、さまざまな理由から妊娠を継続できない場合があります。
当院では、母体保護法に基づき、妊娠12週未満の初期段階での人工妊娠中絶手術を行います。
母体保護法とは母体の生命と健康を保護することを目的とした法律です。
人工妊娠中絶の手術ができるのは、この法律にもとづき各都道府県医師会によって、医師の人格・技術・医療施設の設備を考慮して「母体保護法指定医師」の指定を受けた医師に限ります。
当院の医師は母体保護法指定医師です。手術や痛み、将来の妊娠に対する不安などに配慮し、安心して中絶手術を受けていただけるように心がけています。
手術の時期
妊娠の週数は、最後の月経初日を0日として数えます。生理予定日を1週間過ぎても生理が来なければ、妊娠5週目にあたります。
もし最終月経日がわからなくても、クリニックの超音波検査で胎児のCRL(頭の先・おしり・長さ)を調べることで、妊娠週数が割り出せます。
中絶手術は早ければ4週から可能で、当院では12週未満まで対応しています。
なるべく早い段階でうけたほうが、体への負担が少なくすみます。
妊娠12週以降の中期妊娠中絶手術の場合は連携病院をご紹介いたします。
人工妊娠中絶手術(前処置の必要なし)
体への負担が少ない吸引法
(MVA法)
妊娠中絶手術には、大きく分けて吸引法と掻把法の2種類があります。
日本では初期中絶手術の約8割が掻爬法で行われていますが、当院ではWHOによって安全性が認められており、子宮への負担が少なく、安全性の高い「吸引法」で行っています。
また、前処置が必要ないため入院後の痛みも少なくてすみますし、半日での退院が可能です。(ただし週数によっては前処置が必要になる場合がありますので、事前の診察時にお伝えします。)
麻酔専門医(非常勤)による
麻酔管理
当院では、点滴から麻酔をかける静脈麻酔下で手術を行います。
安全な麻酔管理を行うために、必要な知識と技術を備えており、万全の体制でサポートいたします。
また、当院では麻酔科専門医(非常勤)も在籍しております。体質に合わせながら管理し、安全に手術を行います。
麻酔の効き方は個々によって異なりますが、麻酔に関するご心配は少ないと思います。
※ 日時は受付で調整いたしますのでご相談ください。
手術までの流れ
予約
術前診察
診察や検査を行い、妊娠の状況、正確な週数をお伝えします。
意思の確認を行い、可能と判断すれば手術についてのご説明、手術日のご予約を行います。
術前の採血を行います。
※ 初診当日に、中絶手術を受けることはできません。
手術日当日(12時の手術開始の場合)
当日0時以降は絶食としてください(お茶・お水のみ朝9時まで可能です)。
10時30分に、来院ください。手術に向けて準備をしていきます。
12時麻酔・手術開始となります。
手術は麻酔を含めて15分ぐらいの予定です。手術後は麻酔の影響が残っていますのでリカバリールームで3~4時間ほど休んでいただき、問題ないようでしたらご帰宅いただけます。
※ 当院では手術前日の来院や、数時間前からの前処置はありません。
持ち物
- 手術同意書(本人及びパートナーの署名・捺印)
- 生理用ショーツ
- 夜用ナプキン(大1つ)
- スリッパ(必要な方)
料金
妊娠9週未満 | 128,000円 |
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妊娠9週以降12週未満 | 150,000円 |
※ お会計には術前採血・手術処置料・薬剤料・病理検査料・看護料・リカバリールーム使用料・術後外来再診料1回分が全てが含まれます。
※ なお、生命にかかわる緊急事態などが発生した場合、その治療に要した諸費用を別途ご請求することがありますので、あらかじめご了承ください。
※ 未成年の方でも処置は可能な場合がありますが、緊急事態の際に連絡が取れる方が必ず必要となります。当院受診にてご相談ください。